日本行動計量学会 2022秋の行動計量セミナーのおしらせ

2022年11月2日

日本行動計量学会の2022秋の行動計量セミナーでは、「確率モデルが拓く社会のデジタル変革(DX)」について取り上げて、オンライン(リアルタイム・LIVE型/復習オンデマンド配信あり)で、2日間、90分×8コマの集中講義を行います。
現在、急速な勢いで社会のデジタル化、デジタル変革(DX)が進んでいます。様々なデバイスを通じた実社会ビッグデータがAI技術により活用され、生産性や価値が飛躍的に向上することが期待されています。そこでは多様な現象をコンピューター上で計算、予測、制御するための「デジタルツイン」を構築することが重要です。また、不確実な現象や社会的相互作用を扱うために確率モデルが重要な役割を果たします。
本セミナーではベイジアンネットや確率的潜在意味解析を用いて実社会ビッグデータから、不確実性や社会的相互作用をモデル化するデジタルツインを構築して価値を共創するDXプロジェクトの実践について、問題の設定方法、具体的なツールの使い方、確率モデルの作り方、使い方、実際の応用事例について解説します。

<開催基本情報>
開催日時:2022年11月12日(土)~ 11月13日(日)(2日間)
開催方法:オンライン(リアルタイム・LIVE型/復習オンデマンド配信あり)
内容:「確率モデルが拓く社会のデジタル変革(DX)」
講師:
産業技術総合研究所 本村陽一
株式会社ビヨンド・ザ・データ 阪井尚樹
株式会社クリアタクト 石田和宏

参加費:
準会員(学生):4,000 円、学生非会員:10,000 円、
正会員(一般):8,000 円、一般非会員:18,000 円

セミナー詳細をお読みの上、お申し込みください。
https://autumn2022.peatix.com

<コース概要説明>
社会のデジタル変革(DX)を進め,超スマート社会Society 5.0を実現するためには大量の実社会ビッグデータを活用して,実社会問題を解決するためのプロセスの自動化,意思決定支援,価値の創出,多様なステークホルダー間の対話的問題解決支援などを可能にする必要があります.実社会のデータは多様な背景や社会的相互作用による生成メカニズムから作られるために,不確実性やモデルの混合,状況依存性,交互作用,潜在変数などが含まれています.こうした性質を扱うために確率モデルを適切に構築し,さらにその確率モデルを使った確率推論やAI応用システムを実装する技術が必要とされています.
本セミナーでは,こうした社会のデジタル変革(DX)のための確率モデリング技術に焦点をあて,とくにベイジアンネットワークと確率的潜在意味解析(PLSA)に関する基礎と応用,ユースケースやソフトウェア,具体的な事例も含めながら解説したいと思います.

<講義スケジュール(予定)>
11月12日(土)
・10:40~12:10 講義1導入:「社会のデジタル変革(DX)と確率モデリング技術」
・12:10~13:00 昼食休憩
・13:00~14:30 講義2 「確率モデリング技術の基礎~ベイジアンネットワークと確率的潜在意味解析」
・14:50~16:20 講義3 「確率モデリング技術の応用~ユースケースとソフトウェア」
・16:30~17:00 質疑応答

11月13日(日)
・10:40~12:10 講義4 「確率モデリング技術を活用した実社会問題解決」
・12:10~13:00 昼食休憩
・13:00~14:30 講義5 「確率モデリング技術の活用事例~ビジネス現場における実社会ビッグデータ活用」
・14:50~16:20 講義6「確率モデリング技術の使い方~ベイジアンネットソフトウェアを用いたモデル構築と確率推論」
・16:30~17:00 質疑応答

<お問い合わせ先>
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2022秋の日本行動計量セミナー実行委員会
bms_seminar(at)mayomi.org

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