特集論文-第4期募集要項

【1】募集内容

「消費者行動研究と企業や社会の課題」

第4期特集論文では特集テーマを「消費者行動研究と企業や社会の課題」といたしました。

消費者行動研究では、企業や社会におけるさまざまな課題を念頭におきながら、研究課題が設定されることがあります。典型的な例としては、企業のマーケティング課題や、現代の社会が抱える課題を想定し、それと関連づけながら、リサーチ・クエスチョンを設定する研究をあげることができます。消費者行動研究では、理論的貢献はもちろんのこと、それらの課題に関わる実務的貢献まで提示されることがあるのは自然なことです。

そこで、今回は、社会、産業、企業、公的組織、消費者個人など、さまざまな対象が抱える課題を念頭においた消費者行動研究を特集することにします。

研究例としては、次のようなテーマをあげることができます。営利企業のマーケティング意思決定、たとえば、ブランド・マネジメントやマーケティング・コミュニケーションの意思決定課題に対する示唆を与えようとする研究があげられるでしょう。また、環境問題(例えば、消費者の環境配慮行動の促進を意図する研究)や消費者問題(例えば、高齢者の消費者被害の防止を意図する研究)など、現在社会が抱える課題への貢献を意図した研究も、例としてあげることができます。

もちろん、研究テーマは、これらに限るものではありません。消費者に関わることがあれば特定の主体の課題に限定されることなく、自由に設定されて構いません。企業や社会が抱えるさまざまな課題へ貢献することを目指す、意欲的な研究論文の投稿をお待ちしています。

今回の特集論文では、特に若手の研究者および大学院生の皆さんから、新しい視点や独自の視点にもとづく先鋭的な議論を展開していただけることを期待しますが、キャリアを問わず、ご投稿をお待ちしています。

【2】出版までの流れ

査読審査にて採択された論文は、2025年春のコンファレンスでご発表頂いたのち、再度の審査を経て2025年末に早期公開される予定です。

審査手順

〔第1段階の審査〕

応募された論文に対して、コンファレンスでの発表が可能かどうかを審査します。ここでの審査と選考は、特集論文編集委員会が行います(特集論文編集委員会が任命した査読者によって、ダブルブラインドで実施されます)。

〔第2段階の審査〕

コンファレンスでの発表後に提出された論文に対する審査をします(査読回数は2回までに限定)。ここでの審査は、特集論文編集委員会が行います(コンファレンス発表により著者が明らかになるため、この後の査読はシングルブラインドとなります)。

(第4期)全体的な流れとスケジュール

【第1段階】コンファレンスへの応募と発表

査読を経て発表可となった場合、2025年春のコンファレンスで発表して頂きます。

応募受付開始2024年10月1日
応募締切2025年1月7日
発表諾否の査読結果通知2025年3月下旬頃
春のコンファレンスにて発表2025年5月 ※下記の【口頭発表について】を参照のこと
【口頭発表について】

口頭発表については、2025年春の消費者行動研究コンファレンス(5月中旬~6月上旬ごろの土・日を予定)にて口頭発表を行っていただきます。なお、応募受付期間中にはコンファレンス開催日程が未決定の場合は、口頭発表では「録画ビデオ発表」を認めます。その場合の詳細は、会員メーリングリストと学会Webサイトにてアナウンスいたします。

【第2段階】論文の投稿と出版

発表時のフィードバックを反映させた修正稿を提出して頂きます。詳細な日程や要領等は、追ってお知らせいたします。

修正稿締切2025年7月頃
論文採否の査読結果通知2025年9月頃
採択論文をj-stageで早期公開2025年12月頃

その後、『消費者行動研究』の特別号に掲載

【3】特集論文賞

今回の特集論文を対象とした学会賞である「特集論文賞(口頭発表と論文)」が選定されます。特集論文賞(口頭発表と論文)は役員会において決定し会員総会において表彰式が行われます。「特集論文賞」は、各年の応募の中から、コンファレンス特集セッションでの発表と、『消費者行動研究』特集論文に掲載された中から特に優秀な発表と論文を選定し、その著者に授与されます。受賞対象はJACS会員とします。

※詳しくは、「会則規定」をご覧ください。

【4】募集概要

論文は、下記要領に従ってe-mailにてご投稿下さい。

論文の体裁

  1. 論文原稿(注釈、図表・参考文献含み10ページ以内)を、第4期の応募締切(2025年1月7日)までに添付ファイルとして送付してください。
  2. 冒頭に、タイトル、和文要旨(250~450字以内)、英文要旨(語数指定なし)、キーワード(5つ以内)を明記した1ページをご用意ください。なお、このページは、上記論文原稿(注釈、図表・参考文献含み10ページ以内)には含みません。
  3. 原稿は、「消費者行動研究」と同様に「1ページあたり41文字×41行」に設定してください。
  4. 提出するファイルは、原則Microsoft Wordとします。※予備としてPDFによる原稿も添えてください。
  5. その他の詳細(注釈、図表、引用文献の記載方法など)に関しては、『消費者行動研究』投稿規定を参考にしてください。

e-mailのタイトル

「日本消費者行動研究学会 第4期特集論文応募」

e-mailに添付するもの

以下のファイル2点を添付してください。

  1. 原稿ファイル(WordとPDFの両方)
    本文に加え、要旨、キーワードなども、すべて1つのファイルにまとめてください。
  2. 応募フォーム
    下記のリンクをクリックし、応募フォームをダウンロードのうえ、必要事項をご記入ください。

e-mailの送付先

日本消費者行動研究学会 事務局
(第4期・受付期日: 2024年10月1日~2025年1月7日 まで)

なお、事務局に送付後、必ず受領メールを確認して下さい。原稿送付後、7日以上経過しても受領メールが届かない場合は、再度お問い合わせください。また、通常使うメール・アドレスからの送信をお願いします。

注意事項

  1. 過去に消費者行動研究(特集論文を含む)において掲載不可論文や取り下げ論文がこの特集論文の審査対象となるかどうかは学会誌規定に従うこととします。
  2. 2024年春以降の消費者行動研究コンファレンスで口頭発表済みの研究については第4期の特集論文に応募することはできませんが、それ以前に消費者行動研究コンファレンスで口頭発表済みの研究であれば応募することは可能とします。ただし、プロポーザル賞受賞の研究については、特集論文に応募することはできません。
  3. 著者のうち1名は学術会員または学術学生会員である必要があります。
  4. 和文要旨(250~450字以内)は、コンファレンスの報告要旨集に掲載させていただく可能性があります。
  5. 投稿者が査読者に特定されることのないように、投稿時には原稿ファイル内に投稿者の氏名や謝辞等を書かないようにしてください。
  6. コンファレンスでの発表後、修正稿の提出を辞退することは出来ません。発表後、修正稿は必ずご提出ください。

諾否審査の通知

コンファレンス発表の諾否審査については、特集論文編集委員会にて審査・選考したうえ、2025年月3月下旬頃までに決定し、メールにて通知致します。

【第4期】運営委員会

委員長松下 光司(中央大学)
委員石井 裕明 (早稲田大学)
兼子 良久(山形大学)
鈴木 智子(一橋大学)

【第4期】編集委員会

委員長松下 光司(中央大学)
委員菊盛 真衣(立命館大学)
玉利 祐樹(静岡県立大学)
芳賀 英明(國學院大學)

お問い合わせ先

ご不明な点は、日本消費者行動研究学会 事務局までお問合せください。

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