特集論文-第5期募集要項
【1】募集内容
「消費者行動研究における方法論的革新」
消費者行動研究では、これまで多様なデータ収集および分析手法が導入され、進化を遂げてきました。特にインターネットなどの技術革新により、これまでにない新たな現象が生まれ、それに対応する方法論的な革新が不可欠となっています。従来の統計技法に加え、センサーによる測定、シミュレーション、計算社会学的方法、グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)、質的比較分析(fsQCA)、ネトノグラフィーなど、方法論の多様化が進んでいます。
今回の特集号では、実証的アプローチや解釈的アプローチを問わず、革新的なデータ収集・分析手法を用いた論文や実験方法を改良した論文などを募集します。また、方法論自体に焦点を合わせた研究やレビュー論文も歓迎します。本特集では、特に若手研究者や大学院生の皆様から、新しい視点や独自の見解に基づく先進的な議論を期待していますが、キャリアを問わず、多くのご投稿をお待ちしております。
【2】出版までの流れ
査読審査にて採択された論文は、2026年春のコンファレンスでご発表頂いたのち、再度の審査を経て 2026年末にオンライン版として先行出版される予定です(その後、電子媒体の『消費者行動研究』に掲載されます)。
審査手順
〔第1段階の審査〕
応募された論文に対して、コンファレンスでの発表が可能かどうかを審査します。ここでの審査と選考は、特集論文編集委員会が行います(特集論文編集委員会が任命した査読者によって、ダブルブラインドで実施されます)。
〔第2段階の審査〕
コンファレンスでの発表後に提出された論文に対する審査をします(査読回数は2回までに限定)。ここでの審査は、特集論文編集委員会が行います(コンファレンス発表により著者が明らかになるため、この後の査読はシングルブラインドとなります)。
(第5期)全体的な流れとスケジュール
【第1段階】コンファレンスへの応募と発表
査読を経て発表可となった場合、2026年春のコンファレンスで発表して頂きます。
応募受付開始 | 2025年9月1日 |
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応募締切 | 2025年12月1日 |
発表諾否の査読結果通知 | 2026年3月下旬頃 |
春のコンファレンスにて発表 | 2026年5月 |
【第2段階】論文の投稿と出版
発表時のフィードバックを反映させた修正稿を提出して頂きます。詳細な日程や要領等は、追ってお知らせいたします。
修正稿締切 | 2026年7月頃 |
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論文採否の査読結果通知 | 2026年9月頃 |
採択論文をj-stageで早期公開 | 2026年12月頃 |
その後、『消費者行動研究』の特別号に掲載
【3】特集論文賞
今回の特集論文を対象とした学会賞である「特集論文賞(口頭発表と論文)」が選定されます。特集論文賞(口頭発表と論文)は役員会において決定し会員総会において表彰式が行われます。「特集論文賞」は、各年の応募の中から、コンファレンス特集セッションでの発表と、『消費者行動研究』特集論文に掲載された中から特に優秀な発表と論文を選定し、その著者に授与されます。受賞対象はJACS会員とします。
※詳しくは、「会則規定」をご覧ください。
【4】募集概要
論文は、下記要領に従ってe-mailにてご投稿下さい。
論文の体裁
- 論文原稿(注釈、図表・参考文献含み10ページ以内)を、第5期の応募締切(2025年12月1日)までに添付ファイルとして送付してください。
- 冒頭に、タイトル、和文要旨(250~450字以内)、英文要旨(語数指定なし)、キーワード(5つ以内)を明記した1ページをご用意ください。なお、このページは、上記論文原稿(注釈、図表・参考文献含み10ページ以内)には含みません。
- 原稿は、「消費者行動研究」と同様に「1ページあたり41文字×41行」に設定してください。
- 提出するファイルは、原則Microsoft Wordとします。※予備としてPDFによる原稿も添えてください。
- その他の詳細(注釈、図表、引用文献の記載方法など)に関しては、『消費者行動研究』投稿規定を参考にしてください。
e-mailのタイトル
「日本消費者行動研究学会 第 72回コンファレンス 特集論文応募」
e-mailに添付するもの
以下のファイル2点を添付してください。
- 原稿ファイル(WordとPDFの両方)
本文に加え、要旨、キーワードなども、すべて1つのファイルにまとめてください。 - 応募フォーム
下記のリンクをクリックし、応募フォームをダウンロードのうえ、必要事項をご記入ください。
e-mailの送付先
(第5期・受付期日: 2025年9月1日~2025年12月1日 まで)
なお、事務局に送付後、必ず受領メールを確認して下さい。原稿送付後、7日以上経過しても受領メールが届かない場合は、再度お問い合わせください。また、通常使うメール・アドレスからの送信をお願いします。
注意事項
- 過去に消費者行動研究(特集論文を含む)において掲載不可論文や取り下げ論文がこの特集論文の審査対象となるかどうかは学会誌規定に従うこととします。
- 2025年春以降の消費者行動研究コンファレンスで口頭発表済みの研究については第5期の特集論文に応募することはできませんが、それ以前に消費者行動研究コンファレンスで口頭発表済みの研究であれば応募することは可能とします。ただし、プロポーザル賞受賞の研究については、特集論文に応募することはできません。
- 著者のうち1名は学術会員または学術学生会員である必要があります。
- 和文要旨(250~450字以内)は、コンファレンスの報告要旨集に掲載させていただく可能性があります。
- 投稿者が査読者に特定されることのないように、投稿時には原稿ファイル内に投稿者の氏名や謝辞等を書かないようにしてください。
- コンファレンスでの発表後、修正稿の提出を辞退することは出来ません。発表後、修正稿は必ずご提出ください。
諾否審査の通知
コンファレンス発表の諾否審査については、特集論文編集委員会にて審査・選考したうえ、2026年月3月下旬頃までに決定し、メールにて通知致します。
【第5期】運営委員会
委員長 | 松井 剛(一橋大学) |
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委員 | 勝又 壮太郎(大阪大学) |
太宰 潮(福岡大学) | |
西本 章宏(関西学院大学) |
【第5期】編集委員会
委員長 | 松井 剛(一橋大学) |
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委員 | 赤松 直樹(明治学院大学) |
井関 紗代(中京大学) | |
羽藤 雅彦(流通科学大学) |
お問い合わせ先
ご不明な点は、日本消費者行動研究学会 事務局までお問合せください。